
松枯れ対策に関する現地研修会に参加しました
先日、日本樹木医会静岡県支部 主催の現地研修会に参加しました。
本研修は、湖西市役所産業文化観光課との共催で、松並木保全・松枯れ対策をテーマに実施されたものです。
本研修会の開催には、湖西市在住の小林樹木医による、地域の松並木保全への強い想いと働きかけが大きく関わっています。
近年、湖西市の国道1号線のバイパス沿いの松林では松枯れ被害が拡大しており、行政・研究機関・樹木医が連携して知識と技術を共有することを目的とした研修会でした。
研修内容について
研修は座学と現地実演の2部構成で行われました。
前半は、静岡県農林技術研究所 森林・林業研究センターの内山主任研究員による講義で、松くい虫被害の発生メカニズムや、防除対策の考え方について整理された内容でした
後半は、浜名湖周辺の松並木において、樹幹注入の実演(準備・作業・記録)が行われ、実務に即した手順や注意点を現地で確認しました
あわせて、大倉戸海岸林の被害状況の見学も行われました。

研修を通して感じたこと
松枯れ対策には現状薬剤の使用は不可欠でありますが、単に薬剤を使えばよいというものではなく、発生状況の把握、適切な時期判断、周辺環境との関係性を踏まえた対応が重要であることを、改めて実感しました。
現地での症状確認や処置の考え方は、日常の樹木診断・管理業務にも直結する内容で、非常に実りのある研修でした。
今後も、こうした研修や情報共有の場に継続して参加し、地域の樹木管理や松林保全に生かしていきたいと考えています。